月曜日, 12月 17, 2007

TRIKKE / トレイク ”不思議な三輪車”


ローラースケート、スケートボード、それに最近ではセグウェイ。常にアメリカ生まれの最新乗り物には興味深い物があります。もっとも日本では道路事情が全く違うので基本的に禁止になっている乗り物がほとんどです。むかし小学生の自分にローラースケートが大流行した時は、親や近所の叔母ちゃんに怒られながらも彼らの目を盗んでは友達と皆で遊んでいたものですが、、。さて、最近のアメリカ乗り物で、ちょっと面白い物を見つけたので一つ紹介しておきます。先日ヴェニスビーチを訪れた際、三輪で蛇行運転をする一風かわった乗り物を見つけました。案外、スピードも速いんです。商品名はtrikkeートレイク、ローラースケートの原理で足下の車輪を外側に蹴りだす事で前に進むらしいです。練習すれば坂道でも上れます。(Youtubeから動画をリンクしているので、興味有る方は是非見てください) 蛇行走行なので、トレイクが日本でブレイクするかは???ですが、アメリカでは間違いなく定番の乗り物になるでしょう。

アメリカでは15歳まで親の同伴義務があり、家でも子供一人にする事は法律違反で幼児虐待に当たります。最近ではTVゲームの内容も過激にあっているため、親達はゲーム社会から子供を守ろうと積極的に野球、空手、サッカー、スケートボードなど体を使う遊びを推進しているのが実情です。
最近の日本の子供達は、体を使った遊びをしなくなったそうですね。確かに、誘拐や無差別殺人、、今の子供お置かれている状況を思えば家でTVゲームをしてもらっていた方が、はるかに安心かもしれません。でも、TVゲームの中の自分は転んでも、殴っても、銃で撃たれても痛くないんですよ、残念ながら、、。

Love is Almighty・ラブ イズ オールマイティー(愛は万能)


ウチの爺さんの好きな言葉で「Love is Almighty・ラブ イズ オールマイティー(愛は万能)って言葉が有るんだよね〜、」そう話すのは東京の知人、早川雪舟の孫にあたる人物。直接見た事はないが、彼の家に行くと爺さんと著名人のトンデモナイ写真が沢山あるらしい。トンデモナイというのは爺さんのポーズではなく登場人物の内容だ。チャップリン、ベーブルース、アメリカを代表する殿堂級の人物ばかりである。いまさら僕が言う事でもないが、早川雪舟は第二次世界大戦前にハリウッドでチャップリンと肩を並べるほどのギャラ(出演料)を貰っていた日本人ハリウッドスター。 歴代の日本人ハリウッドスターといえば三船敏郎、高倉健などから始まり、ここ数件は、ライトサムライに出演した渡辺謙が注目されていているが、当時の雪舟はケン・ワタナベどころのレベルではない超・スーパースターだったのだ。有名女優とのスキャンダルは勿論、ハイウッドに城を建てるし、そこで毎晩パーティーを開いては映画関係者を招いて豪華絢爛な宴を催していたそうです。千葉の漁師の網元に生まれ、視力に問題が有り軍隊に入れなかった事からアメリカ留学を決意する。(80年も前にアメリカ留学するという事だから裕福な家の子だったのだろう。)たまたま、訪れたロサンゼルスで日系の旅一座の舞台を見たときに、演出や衣装などが、本当の日本の姿とは大きく異なっていた事にショックを受け、自ら一座に入ることを座長に申し出て、参加することに。そのとき知り合った一座の看板娘(後に最初の奥さんになる人)が何ともエキゾチックな顔をした雪舟をハリウッドのプロデューサーに売り込んだことが切掛けとなりハリウッドスターの頂点にまで昇りつめる。出演する作品は全て大ヒット、ハリウッドでも1、2を争う高額な出演料をとる役者までになった。時代が第二次世界大戦に入ると排日運動の影響でアメリカを離れヨーロッパに拠点を移すが、そこでも上演した舞台までも次々に大成功に納めたそうだ。戦後は日本で余生を送るが、日米関係の修復と共に再びハリウッド映画へと返り咲いた。さて話はもどって、「Love is Almighty・ラブ イズ オールマイティー」だが、これって完全な雪舟氏の造語。英語では通常使いません、でも、この言葉を聞いたアメリカ人は、おそらく理解し、ニコッと微笑むでしょうね。愛でハリウッド・サクセスを掴めた男だからこそ、言葉に深みがある。表現の基本にこだわる事なく自分のスタイルで言葉を発せられる雪舟だから成功出来たのかもしれませんね。

はじめまして

サボテン公園が閉鎖になったと、最近ネットラジオで知りました。売店のソフトクリーム、焼きイカ、入り口付近に並べられた地元珍味の数々、数年前から売れず残っている玩具、しつこい売店の叔母ちゃんセールスなど、あそこには懐かしい思い出や哀愁があってアメリカから帰郷するたびに鵜戸神宮とセットで必ず立ち寄ったものです。観光宮崎の絶景を存分に楽しんでもらおうという岩切章太郎氏の小粋なアイデアも時代とともに過去の遺物なってしまうと思うと少し寂しい気がしました。 そのサボテン公園のレストランで一番の名物だったのが、サボテンを使ったサボテン・ステーキという料理でした。味の話はおいといて、当時の宮崎交通さんが少しでもサボテン公園を盛り上げようとスタッフ一丸となって自社で開発した当時では最新の御当地名物料理だったと記憶しています。 Tege x 2とかYO!dakinboなど他にも候補はあったのですが、最終ブログページのタイトルを「さぼてん・すてーき」としました。文字のバランス、発音の響き全てが宮崎を感じさせてくれる良い言葉を見つけました。和製英語ということもありアメリカに暮らす自分に丁度よい背丈のタイトルだと思います。知り合いの某雑誌編集長の言葉を借りるならアラビア語でサボテンとは良い男を意味するそうです。見た目はトゲがあるけれど、その中は瑞々しく愛情であふれている、という例えらしい。宮崎人もそう、口は悪いけど、中身は愛情で一杯なんですよね。不定期に更新します、お暇な時でも覗いてください。