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もう何年も宮崎で新年を迎えていませんね。子供のころ晦日といえば、近所の友達と夜中に自転車を走らせて神宮へ御参りに行くのが恒例でした。一番街のミスタードーナッツで待ち合わせて御参りが終わっても真っすぐ家に帰らず夜明けまで悪友共とブラブラしたものです。夜が明ければ親戚の家を盗賊のごとく駆け回り御年玉を集め、冬休みが終わるギリギリまで資本金を元に遊んでいました。そんな最高の時も遠い昔のこと、また今年もロスで年越しです。
御存知の方も多いでしょう?、アメリカの年末年始は11月末のサンクスギビング(感謝祭)から始まりクリスマスには一番の盛り上がりを見せるのですが、クリスマスが過ぎれば年越しはサッパリしたもので新年の2日から銀行も郵便局も通常の営業を始めます。そしたら、全く正月らしくないの?と思われがちですが、世界でも指折りの日系社会があるロサンゼルス(アメリカ西海岸)、それなりに和風な新年を過ごす事ができます。31日にはNHK紅白歌合戦、リトル東京では新年の祭り、昔からあるレストランでは雑煮も振る舞われ、ささやかながら正月気分は味わえます。
ここ数年、帰郷しないロスの新年は決まって、御世話になっているレストラン新撰組のオーナー、重田さん(以下:重田局長*御店の名前が新撰組なので)の店でスタッフと一緒に正月の集まりに参加するのが我が家の恒例になりました。
重田局長は鹿児島県徳之島の出身、全米芦原空手のチャンピオンという経歴を持つ人物で15年前に小さな焼き鳥屋をオープン、その店舗も15年経った今ではアメリカと日本に焼き鳥、しゃぶしゃぶ、炉端、総菜屋、ラーメン屋、チゲ鍋屋など10店舗以上の御店を展開するまでになりました。今年は東京に新しく2店舗出展させる他、近くハワイ、ニューヨークにも出店計画があるそうです。僕がロスに住み始めた頃、知り合いが新撰組でアルバイトをしてた事が切っ掛けで局長と知り合うことに。情に熱く、涙もろい局長を慕って集まったスタッフ/ファミリーは100人を超えます。正月1日の新年会は一番最初にオープンした焼き鳥本屋隣のチャンコ屋の二十帖ほどある座敷で各店舗から集結したスタッフと大皿料理をつつきながら飲み会です。大勢でワイワイ飲み食いしながら、迎える正月は爺さんの家に親戚が集まって迎えた懐かしい正月を思い出させてくれます。
<写真説明>
2007年9月に新撰組は大型店を中華街にオープンしました。今、中国がバブル経済ということもあり、リトル東京をはじめ衰退するアメリカの日系社会とは裏腹に中華街は日々活気に満ちあふれています。ただ、中華街で日本食レストランをやれば必ず繁盛するという保証もなく、今回、重田局長がオープンした店舗も数ヶ月に廃業したシャブシャブ屋でした。「象に立ち向かう蟻の心境です、小さな力が集まれば象でも倒せると言う事を実証したい」と重田局長。新店舗入り口の邪気を払うために駆けつけた武蔵丸とのカット、両者後ろに飾られているのは国技館に飾られている歴代優勝者の自画像
リンク/新撰組
http://www.shinsengumiusa.com
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